◯デイサービスをもう一度考える : 上
『デイサービス』
『介護』
という職種に曲がりなりにも携わる
ずっとずっとずっと以前に
TVで見た街頭インタビュー
「あなたは『ご高齢者のデイサービス』について
どのような場所である と 捉えていらっしゃいますか?」
Aさん「お年寄りがたくさんいる施設。」
Bさん「よく『◯◯デイサービス』って書いた車が走ってるわよ。
何をしてるかはよく知らない。」
Cさん「うちの母も行ってほしいんだけど、
あんなところには行かないの一点張りよ。」
Dさん「チイチイパッパは嫌よね。」
TV前の私「チイチイパッパ?」
…
(その程度の感想しか無かった頃、何をしていただろうか…)
…
いえね、
『デイサービスとは何か』という事を人様にお伝えするのに
思いの外? 上手く話せない事実に気がつきまして
それなりに理解しているつもりではおりますが、
何ですかね、
こう
欲を言えば
教科書通りではない、
『デイサロン椿が考えるデイサービスってこうなんです。』
という事を 言葉で上手に伝えられたらと
一般的に デイサービスとは
「その方が出来るだけ長く住み慣れたご自宅で生活が出来るよう、
機能訓練をしたり、
入浴をしたり、
日常生活上の介護を受けることの出来る場所であり。
他の利用者様と接することで引きこもりや孤立を防ぐ。
また 介護をする家族様の負担軽減にもなり。
ご自宅に引きこもりがちな方、
心身に不自由がある方、
認知症のある方、
他者との交流や趣味活動への参加を通じて、
心身機能や行動意欲などを維持・向上させる 場でもある。」等々
各所で表現の違いはあれど、
ほぼ このような内容であるかと思います。
しかも今は昔ながらのデイから
リハビリ中心のスポーツジムのようなデイまで
種類も様々。
あるご利用者様も、椿に来られるまで
3つのデイサービスを体験してこられたそうで
1箇所目:
TVがついている他、何もする事が無かった。
老人ばかり(本人様談)で 会話も出来なかった。
*デイサービスも曜日によって利用者様のお顔ぶれが異なりますから、
他の曜日であればまた印象が違ったかもしれません*
2箇所目:
運動ばかりでしんどかった。
*スポーツジムのようなリハビリ中心のデイは、
運動を特にご希望の方や男性に人気がありますね*
3箇所目:
『昔ながらの1日型デイサービス』で自分には合わなかった。
*お一人でのご入浴は難しいが、家事や用事もご自分でされるまだまだお元気な方なので。
で、4箇所目 椿に来て下さった と。
椿は美容室やカフェに行くような気持ちで通って頂ける短時間デイ。
お元気な方や「なるべく自分で頑張りたい」という意欲のある方が多く、
不思議なのはアセスメントの際に
「人見知りで」「他者交流はあまり」と仰る方でも
馴染んで頂きやすいようなのです。
〜次号に続く〜